英語
worth one's salt
 
意味
よく仕事をする;尊敬に値する
 
由来
現在では豊富にある塩は、少し前までは大変貴重なものだった。
古代ローマの兵士は、給料の一部を塩で受け取っていた。
現在使われている salary「サラリー」という英語は、ラテン語の salarium から来ている。
これは、salt money「塩のお金」という意味だ。
勇敢で優秀な兵士は、貴重な塩で報酬を受け取るのにふさわしい。
英語成立は意外にも遅く、19世紀になってからだという。
 
例文
Any coach worth his salt would do exactly as I did.
 
日本語訳
きちんと仕事をするコーチなら誰でも、私がやったのと同じことをするだろう。
 
例文解説
worth his salt は形容詞句で、後ろから Any coach を修飾。
頑張っている→コーチ。
any は「どんな〜でも」。
「頑張っているコーチならば誰でも」が主語。
would do は、過去に「しようとした」ではないと考える。
「これからもするだろう」という仮定法由来の推量ではないか。

do as I did は、「私がやったのと同じようなことをする」。
as は関係副詞のような働きをしている。
exactly は「正確に同じように」と言いたいために、as I did の直前に用いられた。  

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